「オブザーバビリティを導入すれば、きっとうまくいく」
——その思い込みが、すべての始まりでした。
本書は、オブザーバビリティツールであるNew Relic に詳しい人達(New Relic Trailblazer)が書いた技術系同人誌の2冊目です。
前作はコチラ
今回「アンチパターン」をテーマにオブザーバビリティの導入や運用において、やってしまいがちな失敗パターンを中心に取り上げています。
本コラムでは、本の概要とCTCシステムマネジメント(以下、CTCS)エンジニア2名が執筆した内容の一部を紹介します。
New Relicを導入している企業やNew Relicを導入検討している企業の方はぜひお読みください。
以下、販売ページより本の概要を抜粋した内容を記載します。
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本書は、New Relic Trailblazer(New Relic株式会社公認の知見を持つ猛者たち)の有志が、これまでの経験を元に「アンチパターン」を持ち寄った技術同人誌です。
今回のテーマは失敗と落とし穴。
「オブザーバビリティを入れたのに何も変わらない」「すべてのデータを取ったらコストが爆発した」など、インフラや運用に関わる人なら、何か心当たりがあるのではないでしょうか。
技術的な設定ミスだけでなく、組織や運用プロセスに潜む構造的な問題まで、6章構成で各々の知見を赤裸々に語ります。
リアルな教訓集として、同じ轍を踏まないための一冊です。
目次:
第1章 なぜ多くのオブザーバビリティ導入は失敗するのか
第2章 Kubernetesにおける New Relic のデータ取得量削減の考え方
第3章 「全部送る」をやめるNew Relicデータ設計
第4章 技術だけでは勝てない戦いがある―組織・運用のアンチパターン
第5章 気づかぬうちにセキュリティ負債を生むAPIキー運用
第6章 キャッシュを入れたのに何も速くならなかった話
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CTCSエンジニアの2名は、第1章と第2章の執筆をそれぞれ担当しています。
CTCSエンジニアが執筆した技術書の内容をご紹介します。
まずは、『第1章 なぜ多くのオブザーバビリティ導入は失敗するのか』の冒頭部分を抜粋いたします。
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昨今、色々なところで「オブザーバビリティ」というパワーワードを聞く機会が増えたと感じます。そんな中、「うちもオブザーバビリティを導入しなければ!」や「オブザーバビリティ入れると良くなるんだよね!」というファーストインプレッションだけで、いきなり導入を始めようとしていませんか?
導入時にしっかり決めるべきことを決めておかないと効果が出なかったり、進みが悪かったり、さいあく振り出しに戻ってやり直しというケースもありえると考えます。
オブザーバビリティは概念であり、幅広く、深い領域で活用することが可能です。
そのため、ファーストインプレッションや勢いで導入しようとすると、よくアンチパターンに引っかかることが多いので、読者もそのパターンにハマっていないかぜひチェックしてみてください。
本章では、オブザーバビリティ導入におけるさまざまなアンチパターンとその対策を記 述しています。アンチパターンという名の地雷を踏まないようにオブザーバビリティの導入を進めていきましょう。
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続いて、『第2章 Kubernetesにおける New Relic のデータ取得量削減の考え方』の冒頭部分を抜粋いたします。
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オブザーバビリティの観点では、Kubernetes から「まずは一旦、全部取る。」という考え方は決して間違いではありません。
筆者自身も、Kubernetes のデータをNew Relic で収集し始めた当初は、「とりあえず全部取る」というアプローチをしていました。その理由は、次のような点にあります。
• Kubernetes からどのようなデータが取れるのか分からない
• Kubernetes でどんな障害が起きるか分からない
• Kubernetes のデータが必要になったときに、見たいデータがないと困る。
特に導入初期において、データを取得すること自体は、推奨されるアプローチです。しかし、このアプローチは常に正解であり続けるわけではありません。
Kubernetes の前提条件が変わると話は変わる
次のような前提条件がある場合は話が変わってきます。
• Kubernetes から取得するデータのコストを抑えたい
• Kubernetes から「使うデータ」がある程度見えてきている
• Kubernetes のすべてのメトリクスを常に確認するわけではない
「とりあえず全部取る」を続けることがアンチパターンになりやすくなります。
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本書の内容紹介はここまでとなります。
第1章では、オブザーバビリティ導入の失敗を防ぐための基本的な考え方や設計の重要性が示され、特に目的の明確化と行動変容の促進が成功の鍵であると述べられています。
第2章では、Kubernetes環境におけるデータ取得量削減の具体的な手法が紹介され、目的に応じたデータ取得の重要性が示されています。
両章を通じて共通しているのは、オブザーバビリティを単なる技術導入にとどめず、組織全体の文化として根付かせることの重要性です。
これによりシステムの不確実性を解消し、効率的かつ効果的な運用の実現につながるとしています。
続きを読みたい人は是非購入をご検討ください。
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CTCSでは、オブザーバビリティサポートプラットフォームとして New Relic を利用しています。
CTCSには、日本国内におけるオブザーバビリティの普及・浸透をリードする先駆者「New Relic Trailblazer(トレイルブレイザー)」として、New Relic社に認定されているエンジニアが在籍しています。
New Relicやオブザーバビリティに関するお困りごとや課題などありましたらお気軽にお問い合わせください。
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