事例紹介アサヒビジネスソリューションズ株式会社 様[情報サービス業]

アサヒビジネスソリューションズ株式会社様 オープンソース導入にCTCSのノウハウと技術を活用。利用していたJP1とオープンソースの統合監視ツールZabbixを連携し一元管理、効率化を実現。
アサヒビジネスソリューションズ株式会社

酒類・飲料・食品などの事業を展開するアサヒグループのITベストパートナーとして、一貫したシステムの開発から運用まで、ワンストップでソリューションを提供するアサヒビジネスソリューションズ(株)。同社は、「社員が幸せになることを追求」=「社員の成長」を経営の最大プライオリティに掲げ、「ITによるコストの削減、業務の効率化」に加え「ITが経営機能の一役を担い経営課題を解決すること」を追求しています。その取り組みの一環として、グループ各社のシステム監視におけるサービスレベルの向上とコスト削減への期待に応えるために、CTCシステムマネジメント(株) (以下、CTCS)のノウハウと技術を活用して、MIRACLE ZBXを導入しました。「MIRACLE ZBX」はミラクル・リナックス(株)がオープンソース「Zabbix」をベースに不具合修正や拡張機能を加えた統合監視ツールです。

事例のポイント

お客様の課題

  • サービス範囲の拡大に伴う監視コストの上昇
  • 外部の監視サービスの利用によるコスト高
  • 複数の監視ツールの併用による運用業務の煩雑化

導入後の効果

  • オープンソースのMIRACLE ZBX導入によるコスト低減
  • オープンソースにより自由度の高い監視を実現
  • JP1とMIRACLE ZBXの連携による運用管理を一元化、業務効率も改善

導入前の課題

アサヒグループ各社のITシステムを守る監視サービスのコスト増

アサヒビジネスソリューションズ株式会社 ソリューション本部 システム技術統括部 プラットフォームサービスグループ長 三代川 幸和 様

アサヒビジネスソリューションズ株式会社
ソリューション本部 システム技術統括部
プラットフォームサービスグループ長
三代川 幸和 様

アサヒビジネスソリューションズ(株)は、アサヒグループの新しい成長戦略を、ITで強力に後押しできる会社として、提案力の強化、技術力の強化、コスト競争力の強化、リスク対応力の強化に積極的に取り組み、グループの発展と共に成長しています。同社のソリューション本部に属するシステム技術統括部は、アサヒグループのITインフラ構築から運用管理まで、システム基盤が安定して稼動するための業務を担う部門です。同部のプラットフォームサービスグループ長の三代川幸和氏は、運用監視の重要性と課題について、次のように振り返ります。
「1988年にアサヒビール(株)の情報システム部門が独立して設立された当社は、アサヒグループのIT専門企業として、グループ各社のITシステムを運用監視しています。アサヒグループは海外含めグループ会社100社以上に達し、従業員数は2万人以上に成長してきました。そのため、アサヒグループの各社をITで支える部門として、ITシステムの運用監視は重要なミッションです。我々の部門は、ITサービスをグループ会社に提供することで収益を得ています。そのため、我々にとってのお客様となるグループ各社のITインフラにおける様々な要望に応えることも、重要なサービスです。その中で、10年ほど前からITシステムの運用監視に関する要望が寄せられていました。それはコストとサービスレベルのバランスに関する問題でした」プラットフォームサービスグループでは、ミッションクリティカルなITシステムを安定して運用させるために、以前からJP1による運用監視を行っていました。その仕組みについて、同グループの上城新也氏が説明します。
「当部門でスタンダード監視と呼んでいる大規模システム向けの監視サービスでは、お客様の運用するサーバーにJP1のエージェントを導入して、詳細な監視データを収集していました。そのため、運用には手間とコストがかかっていました」
しかし、グループ会社のIT利用が促進されていくと、中小規模のシステムも運用されるようになっていきました。その結果、ミッションクリティカルな運用を前提に設計された『スタンダード監視』というサービス内容だけでは、グループ会社のIT運用コストに見合わなくなっていました。この問題を解決するために、同部門では外部の運用監視サービスを活用した『ライト監視』という新たな中小規模システム向けの監視サービスを用意して、グループ会社の要望に応えてきました。
「以前、外部の監視サービスを利用したライト監視では、我々の希望する通りの監視ポイントを設定できないことや、JP1の管理画面とは別の監視ツールを確認しなければならないことが、運用の負担になっていました。そこでJP1とオープンソースを組み合わせた監視サービスを新たに立ち上げる計画を立てました」と上城氏は説明します。

選定理由

オープンソースのMIRACLE ZBXに関する高い技術力と豊富な導入実績を評価

アサヒビジネスソリューションズ株式会社 ソリューション本部 システム技術統括部 プラットフォームサービスグループ 上城 新也 様

アサヒビジネスソリューションズ株式会社
ソリューション本部 システム技術統括部
プラットフォームサービスグループ
上城 新也 様

「新しい監視サービスを立ち上げるにあたっては、最初にZabbixを含む3つのツールを社内で比較検討しました。その結果、機能や性能の面からZabbixが好ましいと判断しました。そこで、CTCSを含めた4社のシステムインテグレーターに、エンタープライズ向けのMIRACLE ZBX導入に関するご提案をいただくことにしました」と上城氏は経緯を振り返ります。
選定にあたっては、MIRACLE ZBXに対する技術力や導入実績を重視しただけではなく、JP1との連携についても考慮されました。
「CTCSは、2年ほど前に我々が運用しているJP1のシステム更新をお願いしており、JP1に対するノウハウも豊富だと評価しております。そして、MIRACLE ZBXとJP1の連携について問い合わせたところ、他の3社よりも明確で信頼できるご回答をいただけたので、安心してお任せできると判断しました」と三代川氏は選定の理由を説明します。
2016年7月にMIRACLE ZBXの導入パートナーとしてCTCSが選定されると、翌8月から10月までの短期間で新たなライト監視を提供するためのシステム構築が行われました。
新たなライト監視では、外部サービスで提供していた監視をJP1へ移行し、残存した監視をMIRACLE ZBXへ移行することでコストを下げるとともに、全内製化とアラート集約化を実現しました。

導入後の効果

監視サービスのレベル向上につながり、運用面でも一元的な管理を実現

「新たに構築されたMIRACLE ZBXによるライト監視は、社内に導入したサーバーによって、グループ各社のITインフラを最適なコストで運用監視できるようになりました。
また、CTCSによるMIRACLE ZBXの導入サポートに満足しています。特にJP1とMIRACLE ZBXを連携し、アラートなどを一元管理できるようになり、運用の負担を軽減できました。MIRACLE ZBXは自由度が高いので、よりレベルの高い監視サービスを提供できるのではないかと考えています」と上城氏は導入の成果を話します。
加えて三代川氏も、経営的な視点からの効果を次のように説明します。
「当社の指標に『内製率をあげよう』という目標があります。この経営的な目標からも、MIRACLE ZBXによるライト監視の内製化は、経営層からも評価されています」

JP1とMIRACLE ZBXを連携し、運用・監視業務を一元的に管理できる環境を構築

OSS導入サービス/OSS保守サービス」では、高品質なサポートで安定したシステムの運用をご支援します。

統合運用管理ツール導入サービス」では、統合運用管理ツール「日立JP1」や「NRI Senju」などのテクニカルサポートサービスです。

今後の展望

仮想サーバーとの連携や自動化など新たなサービス向上に期待

(左)ソリューション本部 システム技術統括部 プラットフォームサービスグループ長 三代川 幸和  (右)ソリューション本部 システム技術統括部 プラットフォームサービスグループ 上城 新也 様

「この4月から、仮想サーバーの自動払い出しを実現して、これまで約2〜3週間かかっていた新規サーバーの構築が、1台あたり約1〜2時間で実現可能になりました。ただ、システム監視は、仮想サーバーを構築した後にスタンダード監視またはライト監視いずれかのサービスに合わせ、手動で対応する必要があります。今後は、仮想サーバーの払い出しから監視設定作業まで自動化し、ワンストップでサービスを提供できる仕組みづくりを目指しています。その時には、JP1とMIRACLE ZBXに精通しているCTCSにご相談し、最適な解決策を提案してもらいたいと期待しています」と上城氏は今後に向けた展望を語ります。

お客様プロフィール

アサヒビジネスソリューションズ株式会社

アサヒビジネスソリューションズ株式会社

所在地 東京都墨田区吾妻橋1-23-1
アサヒグループ本社ビル内 5階
設立 1988年4月
URL http://www.n-ais.co.jp/

※本記事は2017年5月に取材した内容を基に構成しています。
記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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