事例紹介株式会社ノエビアホールディングス 様[化粧品・医療]

株式会社ノエビアホールディングス様 「OpeNext」で運用業務の自動化を推進し、オペレーターにかかる運用コストの50%削減を実現。
株式会社ノエビアホールディングス

株式会社ノエビアホールディングスは、株式会社ノエビア、常盤薬品工業株式会社を主要な事業会社として、基礎化粧品やメイクアップ化粧品などの化粧品事業から、一般用医薬品や食品の製造販売にいたる事業を展開しています。 その株式会社ノエビアホールディングスの情報システム部では、1,670名の従業員が、業務を円滑に推進できるように、グループ各社すべてのITを運用管理しています。

同部では、システムの全面的なクラウド移行に合わせて、以前から課題となっていた運用管理の自動化を実現するために、CTCシステムマネジメント株式会社の運用・オペレーション自動化ソリューション「OpeNext」を導入しました。

事例のポイント

お客様の課題

  • クラウド化に伴い常駐オペレーターによる手作業を減らしたい
  • 開発と運用を完全に分離したことで、開発担当からの依頼作業が増加している
  • 本番環境へのプログラム移行にかかる運用担当者の負荷を軽減したい

導入後の効果

  • 定型オペレーション手順の80%を自動化
  • 本番移行申請は98%を自動化
  • 開発でテストが完了したプログラムのリリース作業が自動化により迅速化される

導入前の課題

株式会社ノエビアホールディングス 情報システム部 宮本 雅人 様

株式会社ノエビアホールディングス 情報システム部
宮本 雅人 様

クラウド化の推進により運用作業の削減に取り組む

株式会社ノエビアホールディングスの情報システム部は、27名のスタッフで社内システムの開発やシステムの運用管理を推進してきました。同部では、早くから情報システムの内部統制に取り組み、開発と運用を完全に分離していました。そのため、社内システムの開発においては、開発環境からテスト環境、そして本番環境へシステムを展開するために、必ず社内のワークフローに従ってコードの登録などを申請し、承認を得てから、常駐しているオペレーターが作業を行うという、完全な管理体制が整っていました。

コンプライアンスを最優先に整備された運用管理において、同部ではシステムのクラウド化に伴い、いくつかの課題に直面しました。 その課題について、情報システム部の宮本雅人氏は、次のように振り返ります。
「本社にあるサーバーをすべて廃止して、システムをすべてクラウドに移行するにあたって、それまで常駐していたオペレーターは廃止して、委託先センターでのオペレーションに切り替えることになりました。そこで、運用コストを削減するために、委託先での人手によるオペレーションも削減できないかと考えたのです」
しかし、ジョブスケジューラーや稼働監視のような自動化とは異なり、これまでオペレーターが運用手順書などの指示を見て、手作業で行っていた運用業務を自動化できるかどうかは、手探りの状態でした。

選定理由

株式会社ノエビアホールディングス 情報システム部 宗実 久代 様

株式会社ノエビアホールディングス 情報システム部
宗実 久代 様

運用のプロが勧める運用自動化のソリューションと
サポート体制を評価して選定

オペレーターによる運用作業を自動化するにあたって、株式会社ノエビアホールディングスの情報システム部では、各社のツールやソリューションを検討しました。その中に、CTCシステムマネジメント株式会社の運用・オペレーション自動化ソリューション「OpeNext」(以下OpeNext)がありました。
「たまたま、選定を担当していた者がパンフレットを目にして、具体的な話を聞いてみようということになり、CTCシステムマネジメントの方に来てもらったのがきっかけです。ITシステムの運用サービスを提供しているプロフェッショナルの会社が提案している運用自動化のソリューションである点にも注目しました」と宮本氏は話します。

導入の検討にあたっては、情報システム部で詳細にリストアップしていたオペレーター業務を元に、その作業のどこまでを自動化できるか、CTCシステムマネジメントのエンジニアも参加して、検証を行いました。具体的なオペレーターの作業について、同部の宗実久代氏が説明します。
「代表的な作業では、プログラムの本番環境への移行とか、クエリーやバッチの実行などがあります。
また、ホームページの更新では、一つのコンテンツでも、PCのWebブラウザ用のものから、スマートフォンやタブレット対応に、フィーチャーフォン用など、一度に複数の作業が発生します。こうした多岐にわたるオペレーターの業務を自動化できるかどうかが、選定の重要なポイントでした」
運用管理における承認プロセスでは、開発者が本番環境などに関する修正の申請を行うと、ワークフローで定義されている上長に承認が求められます。そして、関係する上長すべての承認が得られると、運用担当のオペレーターに作業を指示する連絡が届きます。作業内容をCSVに変換するようになったのは導入後のことです。
自動化するにあたってノーツDB(申請フロー)に記載された内容(実行日時やサーバなどの情報等)をCSVファイルに書き出すよう仕組みを作成しました。
「オペレーターへの指示は、かなりシンプルになるように工夫していましたが、それでも、自動化は難しいと思っていました。しかし、OpeNextの説明を伺ったときに、利用するツールと CTCシステムマネジメントのサポート体制があれば、可能になると判断して採用を決めました」と宮本氏は選定の理由を語ります。

CTCSの運用・オペレーション自動化ソリューション「OpeNext」では、ランブック自動化の導入から運用までトータルにサポート。
先進的なシステム運用を提供します。

導入後の効果

開発者からも喜ばれる運用の自動化を実現しコストも削減

「導入にあたっては、事前にアセスメントを行っていただいて、実際に運用のどの部分を自動化できるかを正確に分析してもらいました。その上で、CTCシステムマネジメントのエンジニアの方にも協力してもらって、当社の運用業務に合った自動化フローを作成してもらいました。さらに、講習会も実施してもらい、自社内でもフローが作成できるように教育してもらいました」と宗実氏は導入への取り組みを振り返ります。
実際のOpeNextによる設計は、2013年の9月からスタートし、数カ月の開発期間を経て稼働を開始しました。
「自動化の運用を開始してから、約1年が経過しましたが、本番環境への移行申請においては、98%の自動化を実現しています。また、オペレーターへの作業依頼においても、約80%の自動化を達成しています。その結果、当初の目的であったオペレーションにかかるコストを低減できました。
運用の自動化は、運用関連のコストや人的な労力を削減しただけではなく、開発面でも期待以上の成果が得られたといいます。
「オペレーターが手作業で運用を担当していた頃は、開発担当者も作業を依頼する時間やタイミングに気を配っていました。深夜や早朝の依頼は避けて、運用メンバーのアサインなどを確認して、申請を出す時間にも注意していたのです。それが、自動化されたことによって、開発担当者も気兼ねなく申請できるようになりました。また、特に成果が得られたのは、サイトの更新です。複数台のサーバーを更新しなければならない依頼も、まとめて申請して自動ですべて更新されるので、処理の時間が大幅に短縮されてミスもなくなりました」と宗実氏は成果を説明します。

自動化比較画像

今後の展望

(左)情報システム部 宗実 久代 様 (右)情報システム部 宮本 雅人 様

さらなる自動化への取り組みと社内での対応を推進

「本番環境への移行に関する自動化では、ほぼ満足していますが、現在の課題はスケジュールの設定を含んだオペレーション依頼への対応です。中でも、ジョブスケジューラーの設定を変更するような作業依頼には、人的な作業が必要になるので、まだ自動化していません。しかし、技術的には可能なので、CTCシステムマネジメントのエンジニアに協力してもらって、対応していく予定です」と宗実氏は現在の取り組みについて話します。
そして、システムの本番環境への移行に関して、98%の自動化を達成した情報システム部では、その他の運用面でも成果を出しています。

「これまでに、人事異動処理やIT資産管理データ連携などの運用業務は、社内の運用チームでフローを作成して、自動化に成功しました。これからも、さらに運用の自動化を推進するために、業務の見直しや分析を行っていきます。CTCシステムマネジメントには、これからもフロー作成や運用の改善などをサポートしていただきたいと期待しています」と宮本氏は今後に向けた抱負を語りました。

お客様プロフィール

株式会社ノエビアホールディングス

株式会社ノエビアホールディングス

所在地 兵庫県神戸市中央区港島中町6-13-1
設立 2011年3月22日
URL http://www.noevirholdings.co.jp

※本記事は2014年9月に取材した内容を基に構成しています。
記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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